寄港地情報

ロドス島（ギリシャ）

RHODES

ギリシャ南東海域に位置し、トルコと国境を接しているドデカニサ諸島の中で最大の島がロドス島です。ロドス島は、ヨーロッパ、中東、アフリカを結ぶ要衝に当たっており、このことが、その長い歴史を通じて、島にも都市にも建築的、文化的、言語的に多くの異なる特色を付与することになりました。港湾都市として栄え世界七不思議のひとつでもある「ロドス島の巨像」が建てられていたことでも有名なリゾート地です。巨像は、紀元前3世紀頃にロドス島で造られ、台座を含め50mある太陽神ヘリオスをかたどった彫像として知られています。

東海岸の中央部に位置するリンドスは、村の頂上にアクロポリスがある中世の古代都市として有名で、村全体が考古学遺跡に指定されています。アクロポリスの頂上からは、360度見渡せる文句無しの絶景とハート形の入り江を眺めることができます。ロドス島の旧市街には、14世紀に聖地エルサレムの守護軍で十字軍の聖ヨハネ騎士団がオスマン帝国からの攻撃の防御のために、堅固な城塞を築きました。以降約200年に渡り、城壁は外部の攻撃から町を守り、聖ヨハネ騎士団の本拠地として繁栄した歴史があります。厚い城壁に囲まれた旧市街は、ゴシック様式の建築物や迷路のように入り組んだ道など中世の城塞都市の街並みが良好な状態で残されており、1988年にユネスコの世界遺産に登録されました。